【幽遊白書】躯の過去が泣ける…想定外の能力や性格、活躍まとめ
更新日:2019年08月05日
漫画・幽遊白書は現世だけじゃなく霊界や魔界なども登場し、それぞれで多くの人物が出てくるのでとても奥深いストーリーが魅力です。
魔界の三大妖怪として知られている「躯」は、物語のラスト20話で初登場した終盤キャラながら、読者から非常に人気があります。
そんな躯ですが、飛影との関係がアヤシイと言われているのをご存知ですか?
ここでは、躯の悲しい過去や能力、飛影との関係などについて紹介していきます。
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裏話1.「躯」が経験した悲しい過去

ここから、躯の魅力や裏話を紹介していきます
魔界篇も終盤に差し掛かってきた所で、突如として登場した三大妖怪の一角「躯」は、原作者がお気に入りと暴露する人物です。
そのためかどうかは分かりませんが、躯は背景がしっかりと描かれており過去にどのような事柄が起きたのかが明かされています。
以下から、躯が経験した過去についてネタバレしていくので、未読の方は閲覧注意でお願いしますね。
魔界で奴隷商人を営んでいた痴皇の娘とした誕生した躯は、幼少期から玩具奴隷としての人生を歩んでいきました。
父親との血縁関係は定かではありませんが、そうした家庭環境で育ったことで心に大きな傷を負う出来事が次々と訪れます。
まず、生まれた時には腹を改造され女性が持つ子を宿し産むという機能を喪失し、痴皇にもて遊ばれる日々が続いたのです。
嫌がらせはエスカレートしていくので、躯は自分に興味を示さないで済むために、7歳の時に酸を水からかぶり興味を無くした痴皇から捨てられることに。
捨てられて自由を手に入れましたが、実はこの時には既に痴皇から復讐防止としての催眠を施されていました。
その後は、目にとまる者を容赦せずに殺す日々が続き、いつしか魔界でも1位2位を争うほどの能力を手に入れることになります。
魔界を牛耳れるほどの力を手に入れた躯は、信頼のおける能力者を部下にして雷禅と共に二大妖怪として君臨。
この頃、黄泉と蔵馬の勢力はまだ弱い時期であり、ずいぶんと長い間、躯は魔界を牛耳っていたと分かりますね。
躯は、実に悲しい経験をしていました。
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裏話2.「躯」が持つ個性的すぎる性格とは?
魔界の一角を担う勢力を持つ躯ですが、どのような性格をしているのでしょうか?
- 饒舌
- コミュニケーションが得意
- 人の気持ちが分かる
- 冷静沈着
- 情緒不安定
- 残酷
- 容赦しない
心に深い傷を負っている躯ですが、物語が進むにつれて上記の性格をしていることが明らかになっています。
彼女は饒舌でコミュニケーション能力に優れており、それなりのカリスマ性を持っていたことが言動や立場などを見ると理解できるでしょう。
人の気持ちが分かり、人心掌握に長けていなければ一国の代表にまで上り詰めることはできません。
それでいて冷静沈着ですが、父親からの催眠の副作用によって誕生日前後になると情緒不安定になり、残酷な性格が見え隠れします。
また子供の頃の回想を見るならば、容赦が一切ない所も認識できるので彼女は奥深い性格をしていると判断できますね。
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裏話3.「躯」がラスボス並の強さを持つ意外な理由
躯は何百年の間、強敵がゴロゴロする魔界においてトップクラスの実力を維持してきました。
その計り知れないパワーは、他の妖怪の戦意を喪失させるのに十分であり、彼女に戦いを挑もうとする無謀な妖怪はいません。
ですから、本編でも彼女が戦闘している描写は少なく、どういった能力を持っているのか具体的な事は明らかになっていないのです。
三大妖怪の中で、妖力値と守備気力、さらに特殊能力に関しては三大妖怪の中でも突出していますが、体力と攻撃力は最低。
アンバランスさが見られますが、それは三大妖怪で比べたものであり、躯に手出ししようとする妖怪がいないのも頷けるほどの実力を持ちます。
- 妖力値:1575000
- 体力:351000
- 攻撃力:231000
- 守備力:423000
- 特殊能力:570000
こうしたデータが、本編で明らかにされています。
では、どうして躯がここまでの強さを手に入れたのでしょうか?
過去編では突如として強くなったと描かれており、何かしらの修行をしたとか特殊な訓練を施してもらったという事実は確認できません。
しかしながら、読者の多くは「誰か師がいて強くなった」という予想をしています。
そうでもしなければ、三大妖怪の一角を担えるほどの実力を手に入れるのは難しいからです。
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裏話4.「躯」と「飛影」が出会ったキッカケがヤバかった…
幽遊白書に出てくる躯ですが、飛影との関係がアヤシイというのは本編を通して感じる所があった人も多いでしょう。
あまり無関係なように感じますが、躯と飛影はどのような形で出会ったのか以下から簡単に振り返っておきますね。
彼女の軍事力は三大妖怪の中でも突出しており、500年以上に渡って幽助の先祖・雷禅、蔵馬の盗賊仲間・黄泉と共ににらみ合いを続けていました。
しかし、絶食を続けてきた雷禅の寿命が尽きようとしていることを察すると、黄泉との全面戦争が勃発することを躯は危惧。
このままでは黄泉軍との戦いに勝てるか微妙になったので、戦力増強の目的で飛影をスカウトし部下になったのです。
飛影が人生の大半をかけて探していた、「氷泪石」の持ち主が躯だったのも大きいでしょう。
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裏話5.「躯」と「飛影」の関係がアヤシイと分かるエピソード
幽遊白書の躯ですが、読者の間では「飛影との関係がアヤシイ」と噂されているのは具体的に何がキッカケなのでしょうか?
躯は貢物として飛影の「氷泪石」が献上され、その効果によって憎しみが少しずつ癒されていき、救われた想いを感じていたのです。
虐待されてきた心が癒されるというのは、躯にとって非常に大きな喜びでしたから飛影には感謝の気持ちがあったに違いありません。
それでも、痴皇がかけた催眠の力は絶大で誕生日近くになると父親からの愛情という偽の情報に悩まされていました。
精神的に不安定になった時、飛影は躯を訪ねて精神的な部分をチクチクと攻撃し躯は激怒し、飛影を移動要塞の外にまで吹っ飛ばします。
躯と飛影の力関係で考えてみると、躯が本気の一撃を放っていれば飛影は木っ端みじんになっていたでしょう。
しかし飛影は生きていたので、飛影に対して手加減をしていたことがここで分かります。
人間界に戻った飛影は蔵馬に「ヒトモドキ」を調達するようお願いし、ヒトモドキに寄生された痴皇を持って飛影は再び躯の所へ。
宿主の脳を破壊しない限りは、何度も再生するヒトモドキの特性を利用し、何度でも痴皇を痛めつけることができる、躯にとっては最高のプレゼントを渡しました。
飛影の決め台詞「ハッピーバースデイ」に、飛影の想いが込められていると多くの読者が解釈し、2人の関係がアヤシイと言われるように。
ですが、躯がその後どのように暮らしたのか最終回まで明らかにはされず、物語は幕を閉じてしまいました。
最終回の後に、躯と飛影がどのような関係になったのか、恋はどう進展したのかは読者の想像にゆだねられています。
幽遊白書 躯まとめ
ここでは、躯の悲しい過去や能力、飛影との関係などについて紹介していきました。
三大妖怪の一人に数えられる躯は、下っ端の部下でもA級の実力を持つほど層が厚く総戦闘力では他の二大妖怪の勢力を上回ります。
それだけの実力がありながら、本編では魔界トーナメントにおいて敗北するという意外な結果になり、多くの読者を驚かせましたね。
飛影との関係がアヤシイと言われながらも、結局どういった結果になったのかは読者の想像にゆだねられているのも面白いところ。
躯は色々な意味で、読者の記憶に残るキャラクターとなりました。