【幽遊白書】戸愚呂100パーセントが異常…能力や本気を出した経緯
更新日:2019年08月05日
幽遊白書に出てくる戸愚呂(とぐろ)は、中盤の大ボス扱いでありシリーズを通して最もインパクトを与えたキャラクターです。
筋肉操作を最大の能力としており、作中でも圧倒的な力を発揮して本気モード「100パーセント」は、絶望的な力を見せました。
そんな戸愚呂の100パーセントですが、どれほど強かったのか気になりますよね?
ここでは、戸愚呂が100パーセントを出した経緯や能力、恐ろしい強さなどについて紹介していきます。
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裏話1.「戸愚呂100パーセント」に変身した意外なキッカケ

ここから、戸愚呂100パーセントの魅力や裏話を紹介していきます
幽遊白書に登場する戸愚呂は、その圧倒的な実力を前に当時はかなりの人気を誇り、中盤の大ボスで読者の中では作品を通してもラスボスという印象を受けました。
読者をそう思わした背景には、戸愚呂が100パーセントを出した際の容姿の変化や、強すぎる実力などが関係しています。
では、80%でも余裕で他を圧倒していた戸愚呂が100パーセントの力、つまり本気を何故出したのでしょうか?
戸愚呂は自分をさらに高めてくれる相手を常に探していましたが、人間界で強くなり過ぎた妖怪として知られていました。
一緒に戦ってきた仲間は過去に惨殺され、同等の力を持っていた幻海はとっくにピークは過ぎています。
より一層本気を出す相手を渇望していた所、ちょうど良いタイミングで幽助という最高のライバルと出会ったのです。
幽助が幻海から指導を受けており、その眠っている力を開放したことで震えるような快感を覚え、その敬意として100パーセントの力を出したんですね。
本来であれば、60パーセントの力ですら幽助をビビらせていたので、試合に勝つことだけを考えるなら100パーセントまで引き延ばす必要はありませんでした。
いかに戸愚呂が、強い奴を渇望していたかが分かりますね。
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裏話2.「戸愚呂」が100パーセントになれた驚きの理由
戸愚呂はその圧倒的なパワーにより、80パーセントの筋肉操作でも十分な戦闘能力を有しています。
通常の人間がマッチョになった姿でありますが、妖気の圧力が凄まじいので弱い妖怪はそれに触れるだけで即死するほどです。
100パーセントになると、体力消耗が著しくなるため周囲の生命体をエネルギーとして常に吸収しなければなりません。
つまり自身にとってもリスクを背負う100パーセントの姿なので、戸愚呂もほとんど本気になることはないと考えられます。
しかしながら、どうして戸愚呂が100パーセントまで力を引き延ばせた、つまり己の能力をコントロールできたのか不思議ですよね?
実は戸愚呂は、50年前まで通常の人間であり、幻海やその仲間と一緒に切磋琢磨していました。
しかし老いることにより、ピークが過ぎ去り強い敵にやられるのではないかとビクビクしており、いつまでも若々しい肉体を維持したいと考えます。
そんな時、目の前に姿を現わした妖怪が戸愚呂の全てを奪い、彼は妖怪になることを決意。
そして筋肉操作の能力に目覚め、衰えを知らない肉体を持ち続け長年の修行の結果ついに100パーセントの力を手に入れたのです。
力への悪なく探求、仲間を殺されたことへの恨み、守ってやれなかった自分の弱さへの自責の念。
こうした様々な思いが戸愚呂の行動を支配し、ついに100パーセントの力を開放するに至ったのです。
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裏話3.「戸愚呂100パーセント」の能力がエグかった…
戸愚呂は100パーセントになると、今までの姿とは大きく変化し筋肉がさらに強化された化け物のような姿になります。
それはかくして、当時の戸愚呂をコテンパンに叩きのめした妖怪の姿にソックリであり、彼は心のどこかでその妖怪の強さに憧れを抱いていたのかもしれません。
さて、100パーセントの戸愚呂は本人ですら「今までのおれとは違う」と発言しているように、能力が飛躍的に向上します。
彼は特殊な能力などを持つワケではなく、己の肉体を最大の武器として戦う肉弾戦を好み、それは幽助との試合でも同じです。
戸愚呂は100パーセントになったら、指で空気を弾く(指弾)という簡単な攻撃が非常に高い攻撃力になります。
ただのパンチだけでも壊滅的なダメージを与えますが、体力の消耗が激しいので長い時間100パーセントの状態を維持できないというデメリットもあります。
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裏話4.「戸愚呂100パーセント」が見せた衝撃的な活躍
短期決戦に持ち込んだ戸愚呂100パーセントは、霊力を開放して本気を出した幽助ですら全く歯が立たないほどの力を持っていました。
どんな攻撃も軽くあしらわれてしまい、小手先のテクニックでどうにかできる相手ではないと誰の目から見ても明らか。
戸愚呂は100パーセントになってから余裕が生まれたのか、幽助を子ども扱いするようなセリフを投げかけるなど試合は一方的。
戸愚呂は試合に勝つというよりも、強い奴と勝負したい気持ちのほうが強いので、幽助に隠されたさらなる力を発揮してもらおうと画策。
そこで戸愚呂は、幽助の目の前で桑原を殺害し(未遂)、それを死んだと思った幽助は怒りを爆発。
劣勢だった戸愚呂に対して攻撃できるようになり、戸愚呂は100パーセントの状態で互角に渡り合える人物に出会えたことに興奮。
幽助を自身と同じ道に進ませてより強くなろうと持ち込みますが、戸愚呂は逃げただけで自分はその道に進まないと幽助は決意。
すると嬉しそうな戸愚呂は、自身をさらに次のステージ「100パーセント中の100パーセント」という、限界を超えた状態に。
幽助の最後の力をすべて振り絞った霊丸を、初めて完全防御に回って握りつぶしますが100パーセントを超えた肉体はすでにボロボロ。
筋肉が砕けていって、死亡しました。
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裏話5.「戸愚呂100パーセント」が読者から人気が高い納得の理由
己と戦う道を選び、守り切れなかった仲間の償いをする過酷な毎日を送ってきた戸愚呂。
100パーセントの力を出し切り、初めて本気を出して幽助に負けた時は嬉しそうな、そして満足のいく顔をしていました。
そんな戸愚呂ですが、100パーセントの姿ならびに存在そのものが、読者から高い人気を得ているのはどうしてなのでしょうか?
- ラスボスっぽい絶望感があるから
- 中盤で目立つ相手だったから
- 戸愚呂の姿勢が悪者っぽくないから
- とても紳士的な態度を取ることがあるから
- 地獄に向かう戸愚呂が素敵だから
こうした意見が多く見られますが、なんといってもラスボスと呼んでも過言ではないほどの絶望感を読者に与えたのは大きいところ。
結果的に物語は進み、戸愚呂は100パーセントの力を出してもB級上位クラスの妖怪であると判明し、修行を積んだ陣などの足元にも及ばない雑魚キャラだった訳です。
それでも暗黒武術会の当時では、間違いなく最強の敵でありラスボスという名が相応しかったのは事実。
100パーセントの姿は、筋肉が異常な発達具合を見せておりどんな力を発揮するのか、その全容が分からないほどの状況でした。
何が起きるか予想できない、ドキドキ感が読者の心を刺激し、ここまでの人気が出たのでしょう。
幽遊白書 戸愚呂100パーセントまとめ
ここでは、戸愚呂が100パーセントを出した経緯や能力、恐ろしい強さなどについて紹介していきました。
戸愚呂が100パーセントになる前から、その圧倒的な力を前に絶望感が広がっていたので、本気を出した彼はラスボスに相応しい存在。
それでも幽助の力が若干彼を上回っていたことや、100パーセント中の100パーセントという状態の反動で筋肉が崩壊し負けたのです。
ラスボスに相応しい戸愚呂の100パーセントは、連載が終了した後でも読者から支持されています。